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自分の行いを注意深く選択することが出来る個人は、将来の良い結果を生むことが出来るのです。
「プロフェッショナルヨーガ」より
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ヨガ哲学では、私たちが行う「行為」のことを「カルマ」と呼びます。
『カルマの法則』というのは有名ですが、
これは、「自分のやったことは、あとで自分に返ってくるよ」という法則です。
自分が、ほかの誰かに対して「失礼な態度をとった」ら、そのカルマが巡りめぐって、今度は、ほかの誰かから「失礼なことをされる」という結果に繋がります。
なので、このプロフェッショナルヨーガでも書かれているように、『自分の行いを注意深く選択すること』が大切なのです。
とはいえ、私たちは聖人ではないので、人里離れた山奥や、無人島にでも住まなければ、生きているだけで誰かに迷惑をかけるでしょう。笑
ですので、「できるだけ」悪いカルマを積まないように自分の行為(言動)を気をつけましょう。
この「カルマ」には
①過去のカルマ《サンチタ・カルマ》
②現在進行形のカルマ《プラーラブタ・カルマ》
③未来のカルマ《アーガミ・カルマ》
という3種類があります。
私たちは自分の行動を自由に選べますが、過去に選んできた行為《サンチタ・カルマ》や、今の行動や習慣《プラーラブタ・カルマ》が、未来の結果《アーガミ・カルマ》に影響します。
「今の自分は恵まれてない!」と思うのは、過去に行ってきたカルマの結果なのです。
僕は、『自分の首を絞めるのは、結局は自分自身の行いである』と思っています。
が、ヨガを勉強する前のサラリーマンだった頃は、『他の誰かが、僕を苦しめる』と本気で思っていました。笑
「自分じゃない誰か」のせいにした方がラクだったし、その時は「自分は間違ってない」「自分は正しい」と思いたかったのです。。
本当の自分を見るのは苦しいことです。
不都合な状況を、環境や周りのせいにするのはラクなのです。
気に入らないことがあるからと感情的に怒ったり、衝動に駆られて行動することはラクなのです。
ですが、自分がラクな道を選ぶことは多くの場合、悪いカルマを積み上げます。。
なので、『自分が苦しみの道を歩くかわりに、誰かをラクな道に進ませてあげよう。』
そのような態度で自分のカルマと向き合ってみると、人生面白くなってくるのではないかと思います。
実際に、僕は「なるべく」そうしてきた結果、
人生が面白いと思えるようになりました。
今日は、誰をラクにしてあげようかな。笑
という僕の思い込み。笑