ヨーガでは、
『すべての現象と物質は、3つの特質を合わせて作られる。』
と言われています。
『すべての物質』には、
わたしたちの『身体』や『性格』も含まれます。
この『3つの特質』のことを
ヨガ用語で『トリグナ』といいます。
はい、覚えましたか?
『トリグナ』です。
サンスクリット語で、
「トリ」は「3」
「グナ」は「性質・特別な質」のことです。
このトリグナの概念を知ると、ものすごく、物事を客観的に捉える事ができるようになりますので、理解していただくことを強くオススメします。笑
僕も大好きなこのトリグナの考え方。
以下に、グナの3つを説明します。
①サットヴァ = 純質・純粋なもの・知性
②ラジャス = 激質・活動的・能動的
③タマス = 鈍質・怠惰・重さ・眠気
例えば、ヨガのクラスが終わった後、
「なんだか気分がスッキリして軽くなった」
「落ち込んでたけどラクになった」
「頭の中のゴチャゴチャが落ち着いた」
などと感じた事はないでしょうか。
それは心がサットヴァの状態になったからです。
「ヨーガを通して、心はよりサットヴァ性の状態になる。」と言われています。
逆に、先ほど書いたように、
「頭の中がゴチャゴチャしている」状態は、ラジャス性が高まっているということ。
次々とやりたい事が浮かんできて、アレしなきゃコレしなきゃと、自分を忙しくイライラさせている状態です。
「気分が落ち込んで、やる気が出ない」状態は、タマス性が高まっています。
怠惰になり、眠たく、心も体も重たくなっているという状態です。
あなたの心は、このトリグナのどれの影響を受けやすいですか?
あなたの家族や恋人、友人は、このトリグナのどれが高まりやすい性格なのでしょう。
ラジャスでもなく、タマスでもなく、
サットヴァな「わたし」に、「わたし」を変えていきましょう。
ちなみに、ラジャスの高いヨギーは、
アサナをとることに執着しやすく、周りの人よりも難しいアサナをしたい、まわりを倒したい、圧倒したいというヨーガを行う。
タマスの高いヨギーは、
基本的に集中ができないが、外見がよくなるなどの肉体的利益の為か、金銭的利益の為にヨーガを行う。
らしいです。笑
僕も気をつけなきゃ。
という僕の思い込み。笑