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私は宇宙の標準ではありません。
私が自分を世界に適応させなければいけないのであって、世界が私に適応しなければならないわけではない。
『カルマヨーガ』より
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ホント、ヨガの本は『グサッ!』と僕の胸を指す言葉が多いんです。。笑
久しぶりに引っ張り出して読んでいるこの『カルマヨーガ』。
3年前に初めて読んで、この言葉に「ガツン」と頭を叩かれたことを今でも思い出します。笑
昔、僕がサラリーマンだった頃、そしてそれを辞めた後の数年間も、僕は本当に自分勝手な考え方しか出来ていない人間でした。
「自分は正しいんだ」
「自分の思っていることは間違いない」
「僕の事を理解できない周りに問題がある」
「あの人は間違っている」
「自分はこれだけ頑張ってるのに誰も評価してくれない」
などと、ほぼ毎日イライラして過ごしていました(笑)
まさに僕は、この『カルマヨーガ』が教えてくれてるように、『この世界の主人公』気取りだったのです。
(お恥ずかしい...笑)
そして、当の本人はそれに気付いていないから、敵ばかり作って、周囲からは煙たがられ、それ故に更にストレスを溜める。
という負のループ。。笑
自分の首を、自分で絞めていたんです。
僕は本当に、本当に、ヨガに出会って命を救われたんですよ。笑
どうやら、人は皆『自分が主人公である』と無意識のうちに勘違いをしてしまう時があるんです。
でもそれって裏を返せば、この世界にいる人みんなが『自分が主人公だ』と思っている、もしくはそう思い込みやすい。という事です。(全員がそうとは言いませんが。)
たまには、周りの誰かを『主人公にさせてあげる』くらいの余裕を持って過ごしていきたいものです。
マハトマ・ガンディー氏は言いました。
「 "謙虚" は戒律にはなりえない。」と。
謙虚でいる事は、守りなさいと強要されるものではなく当たり前だからだそうです。
「グサリ...」(心に刺さる音。笑)
パラマハンサ・ヨガナンダ氏は言いました。
「自我意識を粉砕しなさい。あなたは行為の主人公ではないのです。」と。
「グサグサ...」(2本目。笑)
ヨガの世界はなかなかの苦行を強いられます(笑)が、それが『自分と向き合うこと』になり、『自分を幸せの方向へと進める』のだと、今の僕は確信しています。
今でもたまに『主人公になりたい僕』がヒョコっと顔を出してきますが、ここ数年でそれを抑える術を身につけたので、ソイツとは上手く付き合えるようになりました。
『私は世界の中心であ〜る!』と威張っている人には優しく接してあげて、『主人公になりたい私』とは上手く付き合えるようになっていけたらいいですね。
という僕の思い込み。笑